大企業の鉄則から学ぶコスプレマネタイズ

ごきげんよう、サイコです。

ビジネスマンの間では大企業の「鉄則」は知っておかなければならない常識だそうです。

「大企業」って単語ですでに拒否反応が出てきそうですが、結局、経営者はその考え方で会社を大きくして経済的に成功しているんですよね。
だれもが知っている企業は、誰もが知っている製品もしくはサービスを作っているから大企業になれた、ということでしょう。
余所と同じものを同じように作っていたら、大多数の中に埋もれていたことでしょう。

彼らのプロダクトが他と違うから、有名になれたってこと。

これって、自己マネジメントをするコスプレイヤーにも同じことが言えるのではないかしらん。

他の人と同じようにしていたら、日本だけで何万人もいるコスプレイヤーの中で輝くことなんて無理。

大企業のプロダクトが成功した理由を、企業の鉄則から学んで、かつコスプレ活動に生かせないか考えてみました。

電通 『鬼十則』

一、仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
二、仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
三、大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
四、難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
五、取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
六、周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
七、計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
八、自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらがない。
九、頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
十、摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

ソニー 『開発18か条』

第1条:客の欲しがっているものではなく客のためになるものをつくれ
第2条:客の目線ではなく自分の目線でモノをつくれ
第3条:サイズやコストは可能性で決めるな。必要性・必然性で決めろ
第4条:市場は成熟しているかもしれないが商品は成熟などしていない
第5条:できない理由はできることの証拠だ。できない理由を解決すればよい
第6条:よいものを安く、より新しいものを早く
第7条:商品の弱点を解決すると新しい市場が生まれ、利点を改良すると今ある市場が広がる
第8条:絞った知恵の量だけ付加価値が得られる
第9条:企画の知恵に勝るコストダウンはない
第10条:後発での失敗は再起不能と思え
第11条:ものが売れないのは高いか悪いのかのどちらかだ
第12条:新しい種(商品)は育つ畑に蒔け
第13条:他社の動きを気にし始めるのは負けの始まりだ
第14条:可能と困難は可能のうち
第15条:無謀はいけないが多少の無理はさせろ、無理を通せば、発想が変わる
第16条:新しい技術は、必ず次の技術によって置き換わる宿命を持っている。それをまた自分の手でやってこそ技術屋冥利に尽きる。自分がやらなければ他社がやるだけのこと。商品のコストもまったく同じ
第17条:市場は調査するものではなく創造するものだ。世界初の商品を出すのに、調査のしようがないし、調査してもあてにならない
第18条:不幸にして意気地のない上司についたときは新しいアイデアは上司に黙って、まず、ものをつくれ

Apple スティーブ・ジョブズの名言

「自分がクオリティの基準となりなさい。ひとによっては、常に優秀であることが期待されている環境に慣れていないのだから」
「消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。完成するころには、彼らは新しいものを欲しがるだろう」

電通、ソニー、アップルの共通点

電通
「一、仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。」

ソニー
「第1条:客の欲しがっているものではなく客のためになるものをつくれ」

アップル
「消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。」

共通する「価値創造」

彼らは「顧客がほしがっているもの」を作れば売れるとは考えていませんね。
むしろ、顧客の中にあたらしい価値観を産むことを考えています。
『この製品は便利だから使いたい!』と思わせたら、製品が売れるという信念を持っているようです。

コス売れに取り入れたい「大企業思考」

私は、コスプレイヤーが有名レイヤー化して生計を立てることを「コス売れ」と言っています。
10年前は考えられませんでしたが、本業レイヤーとして働く人が増えてきています。

「コスプレで生計を立てるより、本業を持っていた方が安定するじゃない?」という声が聞こえてきそうですが、そうとも限りません。

大きな話になりますが、いまの日本経済システムで働くことは安定を意味していません。

私たちは、自分で仕事を作っていく段階に入っています。
仕事にコスプレを選んだ人たちがプロレイヤーとして活動しているのです。
イラストレーターやアクセサリー作家と変わらないと思います。

消費者がほしがっているものではなく、役に立つ物を作る。
この考え方は、コスプレ活動の指針になりそうです。

コスプレをマネタイズする方法としては、

  • 撮影会
  • 写真集の販売
  • 衣装の制作販売
  • イベント企画

などが代表的でしょうか。

撮影会であれば、「露出度の高い衣装はニーズがある!」と露出度高めの衣装にして集客するのは間違いということになります。
「すでにあるニーズ」に応えずして「撮りたい」と思わせるコスプレが正解。

具体的にどんなキャラでどういう衣装にしたらいいのか。それが一番難しい問題です。

新しい価値をつくる

写真家のヨシダナギさんの『拾われる力』に面白いエピソードがありました。
この方、ふっきれた思考回路をしているので、どこを読んでも人と違うので驚くんですが、アフリカ行きの旅費をキャバクラで稼いでいたらしいです。
キャバクラ出勤はヨウジヤマモトのカラスみたいな服。
こんな黒づくめ。
youjiyamamoto

この「キャバ嬢っぽくない格好」でいたらお客さんに面白がられて人気があったとか。
きらびやかなキャバ嬢に目が慣れていたお客さんにとっては、真っ黒な服で、接客下手なところが新鮮だったのかも、と回想しています。

「きらきらしたキャバ嬢」の中で「真っ黒なキャバ嬢らしからぬ素人」が受けた事実は、新しい「価値」が生まれる瞬間のヒントになりそうです。
コスプレならば、「露出」で引きつける人たちの中、「鍛え抜いた筋肉」で集客する。
あるいは「超絶加工力で元の顔面をまるっきり変える」という方法です。

筋肉レイヤーとしては、すでになゆぺた(@nayupettan)さんがいます。
彼女は本業があるようですが、撮影会なども頻繁なので、コスプレでもそれなりに利益を出していると思われます。
鍛えた筋肉が美しいのでほれぼれしてしまいます。

加工力で見せるレイヤーは数多くいますが、動画によって変身のリアルな過程を配信している黒夢さんは注目です。
高校生くらいなのでマネタイズ等はあまり考えていないようですが、編集、トークに優れているのでそのうちやってくれそうですね。

サムネとタイトルから秀逸なネタの匂いがしますが、メイクの過程が面白くて繰り返し見てしまいます。

ニーズは作れ!

なゆぺたさんは筋肉、黒夢さんは変身の落差、というポイントで注目を集めているコスプレイヤーです。

ビジネスでは「差異化」といわれますが、新しい価値を作ったために、結果的に他の人がやっているものと「違う」ものになったと考えるのが正しいでしょう。
差異化を前提にするのではなく、別視点から新しい価値をつくることが、自己プロデュースに必要な力なのでしょうね。

それではここまで。
ごきげんよう。


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