ごきげんよう、サイコです。
今回は東方Projectの“ZUN帽”や、全円スカートに使える全円の描き方を解説します。
コンパスが届かない全円を描く
全円スカートなどの型紙を描く際、市販のコンパスでは円が描けません。
以下の方法で、長い定規だけでも大きな全円を描くことができます。
使う道具
- 定規(50cm〜1M)
- 芯の細いシャープペンシル
作りたい全円の半径より長いものを使います。
透明で薄い定規の方がズレが少なくなります。
細いほど正確な円が描けます。
私が型紙作りに使うのは0.3mmです。
全円の描き方
“ZUN帽”の型紙を例に解説します。
- 半径を決める。
- 紙を四つ折りにする。
- 四つ折りの頂点から半径の長さを引く。
- 弧を繋げる。
- 四つ折りのまま切る。
帽子なら被る深さが半径になります。
ZUN帽は半径にフリル分の長さを追加しました。
画像は7本引きました。
半径の線を繋ぎ、扇形を描きます。
この時点で縫い代を書き足しても構いません。
弧を描くときにクロバー 洋裁用カーブルーラーがあると早く進みます。
私のブログ内では「製図を楽にする7つ道具+1」で触れています。
まとめ
四つ折りで全円を描きました。
一方で、円の中心に糸を留めて、希望の半径まで伸ばしたところを鉛筆でなぞっていく方法もあります。
こちらの方が楽なように思えますが、糸は伸びるのできれいな全円は描けません。
何度か試しましたが糸を使うよりは、定規の方が早く線が引けます。
型紙を早く引けるに越したことはないのですが、若干の手間を掛けても失敗しない方法を使います。
失敗してやり直す時間こそ勿体ないです。
経験から言って、最初に正確に作る方が楽です。
今回紹介した四つ折り方は、布に直接描いてもOK。
ただし、布の厚みと伸びが原因でズレやすいので布を針で丁寧に固定しておきましょう。
それではごきげんよう。
╋┼サイコ┼╋
コメント
[…] コンパスが使えないほど大きな円の書き方は「大きな円の製図-コンパスを使わない方法」をご参考ください。 […]